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カテゴリ:泌尿器科( 2 )


2008年 06月 29日

前立腺がん細胞増殖、遠赤外線が抑制

遠赤外線が前立腺がん細胞の増殖を抑制する効果があることを、兵庫医科大の島博基教授(泌尿器科学)が突き止め、同大学が27日、発表した。遠赤外線を発する特殊加工ゴムをがん細胞の近くに置くと、がん細胞の自滅(アポトーシス)を促す遺伝子が活性化し、がん細胞が減少。抗がん剤と併用すると、がん細胞が死滅したという。23日付の米科学論文サイト「Nature Precedings」に発表した。

ヒト前立腺がん細胞を移植したマウスをカゴに入れ、周りを大阪市の化学メーカーが開発した、微弱な遠赤外線を放射する金属などを混ぜた特殊加工ゴムで囲って、マウスのがん細胞増殖の推移を観察した。

その結果、遠赤外線を当てられたマウスの体温が0・36度上がり、マウスに移植されたがん細胞内の遺伝子にあるアポトーシス回路が活性化。約70日後に、がん細胞の増殖が半分以下に抑制された。

これに加え、がん増殖抑制機能があるとして米国で抗がん剤として使われている腸管内物質「酪酸ナトリウム」を3類類の前立腺がん細胞に投与したところ、いずれも死滅したという。

島教授は「原理的にはすべてのがんに効果があるはず。臨床応用を進めて、治療法を確立したい」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/080627/bdy0806272246001-n1.htm
出典 産経ニュース 2008.6.27 22:44
版権  産経新聞社
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by wellfrog2 | 2008-06-29 00:48 | 泌尿器科
2008年 06月 10日

尿管結石に対する治療法を比較

患者の希望も加味して選択
〔独ハンブルク〕 尿管結石の患者に対して提供可能な治療選択肢は,体外衝撃波砕石術(ESWL)から経皮的腎砕石術(PNL),尿管鏡を用いた結石摘出術までさまざまである。
マンハイム大学病院(マンハイム)泌尿器科のPeter Alken教授は「直径1〜4mmの小さな結石であれば,通常は自然排出を待っても問題ないが,直径が8mmを超える結石についてはそれなりの処置が必要である」と第58回ドイツ泌尿器科学会で報告した。


α遮断薬により排出期間を短縮
結石の大きさが上記の中間である場合,治療法は患者の“耐える意志”にも左右される。直径4〜6mmの結石であれば,自然排出まで平均25日間かかるが,鎮痛薬に加えてα遮断薬を投与すれば,その期間を若干短縮することができる。
さらに,患者は水分を多く摂取するとともに,適度な運動を行う必要がある。

Alken教授は「直径が8mmを超える結石,不可逆性の腎障害リスクを伴う長期間持続する閉塞,発熱を伴う尿路感染は介入的手技の絶対適応である」と説明。
「鎮痛薬への反応が不十分で,強い再発性の仙痛が認められる場合にも介入的手技を検討すべきである」と主張した。
治療法の選択は,結石のサイズと位置,さらには患者の希望を加味して行うべきである。

腎盂結石の場合,サイズが2cmを超えていればPNLが第一選択,ESWLと尿管ステントとの併用が第 二選択である。
1〜2cmであれば,ESWLが第一選択で,PNLは第二選択。さらに,1cm未満であれば,第 一選択としてESWL,第二選択として尿管鏡を用いた結石摘出術を実施する。

同教授によると,近位尿管結石の場合には砕石術のほうが好ましいケースが多いのに対して,遠位尿管結石であれば,通常,尿管鏡を用いた結石摘出術により問題なく速やかに除去することができる。しかし,両術を併用して破砕後に摘出すべきケースもある。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/article/view?perpage=1&order=1&page=0&id=M4022033&year=2007
出典 Medical Tribune 2007.5.31
版権 メディカル・トリビューン社


<参考ブログ>
体外衝撃波結石破砕術で糖尿病・高血圧が発生?
http://wellfrog.exblog.jp/6968581

尿管結石が泌尿器癌に関与
慢性的刺激と感染症が引き金に
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/article/view?phrase=%E5%B0%BF%E7%AE%A1%E7%B5%90%E7%9F%B3&perpage=0&order=0&page=0&id=M3106101&year=1997-1998&type=allround
米国立癌研究所(NCI,ベセズダ)の疫学者,Wong-Ho Chow博士らは『Jour-nal of the National Cancer Institute』(89:1453-1457,1997)で「腎結石による慢性的な刺激と感染症によって,のちに腎盂・尿管癌や膀胱癌を発症するリスクが上昇するかもしれない」と報告した。

第10回日本Endourology・ESWL学会
シンポジウム「治療に難渋した尿路結石の問題点と予後」
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/article/view?phrase=%E5%B0%BF%E7%AE%A1%E7%B5%90%E7%9F%B3&perpage=0&order=0&page=0&id=M3004061&year=1997-1998&type=allround

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<番外編1>
安い薬ほど良く効き、処方に神経を使う。
具体例
バイアスピリン錠100mg 1錠
ラニラピッド錠0.1mg   1錠
アマリール1mg錠  1錠
ラシックス錠20mg 1錠
     合計 6点!
一方
ソルミラン顆粒状カプセル600mg 3包  27点
今の薬価制度、何かしっくり来ません。

<番外編2>
名大祭で44人食中毒症状 模擬店で飲食原因か
名古屋大東山キャンパス(名古屋市千種区)で開かれた大学祭「名大祭」会場で7日、模擬店のクレープなどを食べた学生や来場者らが相次いで腹痛や嘔吐(おうと)の症状を訴え、44人が病院で治療を受けた。
大半が軽症だが、4人が入院した。
市は食中毒とみて調べている。
名大祭は学生でつくる実行委員会の主催で、今月5日から4日間の予定だったが8日の行事をすべて中止した。
市消防局によると、7日午後4時20分ごろ、学生から「自分を含め2人が嘔吐し、腹が痛い」と通報があった。
午後10時ごろまでに、16歳から44歳の男性13人と女性31人が名古屋第二赤十字病院(同市昭和区)に運ばれるなどした。入院患者は脱水症状などがあるが快方に向かった。
市が保健所職員を病院に派遣し患者から聞き取ったところ、多くが「クレープを食べた」と話した。
名大祭は模擬店の衛生管理も含めて運営は学生が自主的に行い、大学側は特に指導してこなかったが今回の事態を重くみて学内に対策委員会を設置した。
実行委は「今回の件に関する対応は『大学が一元的に行う』との指示が大学側からありコメントできない」としている。
名大祭は第1回が開かれる予定だった1959(昭和34)年の秋、伊勢湾台風で延期されたため翌年6月の開催となった経緯がある。
毎年6万人近くが訪れ、東海地方では最も来場者の多い学園祭。
今年は期間中、模擬店が約150店出店し、7日は約70店が開設された。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008060802000057.html出典 2008年6月8日 朝刊
版権 中日新聞社

<コメント>
毎年、学園祭の季節になると模擬店の「犠牲者」と思しき患者さんが胃腸症状で来院します。
以前より調理師免許を持たない彼ら学生が「営業」することに疑問を持っていました。
「食品衛生法」とか、医師法違反と同じような「調理師法違反?」とかいった面での問題はないのでしょうか。
そのうち忘れられるニュースですのでドキュメントしておきます。
写真をみると地下鉄サリン事件か秋葉原の無差別殺傷事件の現場みたいです。
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読んでいただいてありがとうございます。
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by wellfrog2 | 2008-06-10 00:25 | 泌尿器科