2008年 12月 04日
iPS細胞、新薬開発支援へ20社に有償提供 山中教授会見 京都大学の山中伸弥教授は1日、京都市内で記者会見し、ヒトの新型万能細胞(iPS細胞)を、国内の製薬企業など約20社に有償で提供する考えを明らかにした。 新薬候補物質の有効性や毒性の評価などに役立ててもらう。 万能細胞を使った再生医療の実現には10年前後かかるとみられていることから、新薬開発でのiPS細胞の実用化を急ぎ、日本企業の国際競争力強化につなげる狙い。 会見はヒトiPS細胞作製の発表から1年たったのを機に同大学内で開いた。 京大は作製したヒトiPS細胞を、今夏から企業に提供する事業をスタートした。 製薬・試薬会社など約20社から申し込みがあり、既に約10社に提供したという。 提供先については明らかにしなかったが、国内製薬最大手の武田薬品工業のほか、バイオベンチャーのリプロセル(東京・港、横山周史社長)などが申請した。 http://health.nikkei.co.jp/news/gyo/index.cfm?i=2008120110633h3 出典 NIKKEI NET 版権 日経新聞社 iPS・山中教授、涙で「母親が治るかもしれないと…」 京都大の山中伸弥教授が1日、記者会見し、ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)作製の発表から1年を振り返った。「患者のため、治療への実用化を進めたい」と語り、国内外の研究機関と協力して研究を進める考えを強調した。 山中教授は、iPS細胞研究が11月に先端医療開発特区(スーパー特区)に選ばれたことについて、「オールジャパン体制の基盤ができた。実用化に向け、国内外、産学問わず協力していく」と語った。 国際協力のため、カナダのトロント大と10月に協定を結び、年明けには米国のハーバード大の研究者と会合を開くという。 この1年の印象深い出来事として、難病の娘を持つ母親から「iPS細胞の報道を知り、初めて娘に『10年くらいしたら治るかもしれない』と言えるようになった」と聞かされたエピソードを紹介し、涙を見せる一幕も。「患者の声は影響がある。本当に励ましもいただいた」と話した。 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200812010093.html 出典 asahi.com 2008.12.1 版権 朝日新聞社 iPS研究、国際協力を積極化=ヒト成功から1年−山中教授 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008120100778
by wellfrog2
| 2008-12-04 00:41
| 未分類
|
ファン申請 |
||